こんにちは!クラリネット奏者の三浦こと美です。
9/4㈯、The Clarinet Quintet クラリネットアンサンブルの愉しみ~アンサンブルコンクール編~@東京代々木公演が無事に終演しました!

メンバー:左から 石田勝、三浦こと美、角野由枝、後藤夢子、亀谷有紀 (5人でちゃんとした写真撮るの忘れちゃった…)
東京公演の会場は代々木の森リブロホール。客席は60席ほどと小さいホールですが満員御礼となりました。
プログラムは8月に開催した熊本県天草市での公演と同じものでしたが、今回は全2回にわたるThe Clarinet Quintetコンサートの総まとめとしての記事を書きます。
記事内に演奏動画と、さいごにダイジェスト動画もあるのでお見逃しなく!
熊本県天草公演での記事はこちら。
目次
演奏会のテーマ
天草公演の記事でも書いていますが、今回はアンサンブルコンクール編ということで主に中高生に向けた内容でした。
プログラムの選曲
吹奏楽連盟が主催するアンサンブルコンクールでは、演奏時間を5分以内に収めなければならない…!ということで、今回のプログラムは5分以内にできる曲を何曲か紹介して、さらにわたしたちの演奏が模範演奏になればいいなと思って決めました。
それにプラスして、クラリネットを普段演奏しない一般の方にも楽しんでもらいたいという思いから、聴きなじみのある曲も取り入れました。
クラシック曲として有名な『ラプソディー・イン・ブルー』やJポップの『ハナミズキ』、アニメソングの『ルパン三世のテーマ』、プログラムの最後には演出にもこだわってエンターテインメント性の強い『カルメン・ストリップ』
どれも好評で、今回の選曲はしっかりとテーマに沿いながら多くの人に楽しんでもらえるものになったなと思っています。
アンサンブルの解説書
今回の演奏会でやった曲を実際にやることになった、もしくはちょうどいまやっている人のために演奏以外でなにかできることはないかと思い、アンサンブル練習の解説書なるものをつくりました。

熊本県天草公演では20部を用意していたけど開演前になくなってしまったので、今回は学生の人数分プラス10部ほど用意しました。学生以外にはご希望の方に配布。
こちらもうれしいことに好評だった様子でたくさんの人が手にとってくれました!
この解説書をつくろうと思ったのは、もしわたしが学生だったら…演奏会で聴いたあの曲をやるときに何に気をつけたらいいのか、どんな風に練習したらいいのか少しでもヒントがあったらモチベーションがあがるだろうなと考えたからです。
もちろん演奏を聴くだけでも刺激になるしモチベーションはあがるけど、なにか練習の参考になるものが手元に残ったらその曲に取り組みやすくなると思いました。
アンケートの声
前回、天草で公演をしたときはアンケートを用意するのをすっかり忘れていました。もったいない… 🙁
今回はその反省を活かしてメンバーの角野由枝がアンケートをつくってくれました。
返ってきたアンケートの数は45枚!
ご来場くださったお客さまの半分以上がアンケートを書いてくれました。これ、とってもうれしいことです。
個人的に、演奏会のアンケートはお客さまと演奏者との大事なコミュニケーションツールだと思っているので、半分以上の人がわたしたちの演奏会について意見をくれたことは本当にしあわせなことだなぁと思います。
全部は紹介しきれませんが、アンケートの一部を公開します!
演奏会全体の感想
今回の演奏会について、【大変良かった】・【良かった】・【つまらなかった】の三段階で評価していただきました。
- 【大変良かった】35票
- 【良かった】10票
- 【つまらなかった】0票
圧倒的に【大変良かった】が多く、【つまらなかった】が0票!これは素直にうれしかったです 🙂
印象に残った曲ベスト3
Q,今回の演奏会で印象に残った曲・演出は何でしたか?の項目にご記入くださった曲を集計しました!
- カルメン・ストリップ (24票)
- ラプソディー・イン・ブルー (12票)
- 上海Square (9票)
カルメン・ストリップはクラリネットがどんどん短くなりながら演奏していくという演出があって目でも耳でも楽しめる曲だったこともあり、堂々の第1位✨
第2位にランクインしたラプソディー・イン・ブルーも有名なクラリネットソロがあり、聴きなじみのある曲。
どちらにも共通していえるのがトップを吹くクラリネット奏者の力量が試される曲ということ。今回はメンバーの石田勝が担当し、すばらしいソロを披露してくれました!✨
印象に残った曲、第1位の『カルメン・ストリップ』☟
もともとクラリネットとピアノの曲なのでピアノパートをクラリネット4重奏に編曲しています。
印象に残った曲、第2位の『ラプソディー・イン・ブルー』☟
冒頭のソロにご注目✨
第3位にランクインした上海Squareはクラリネット5重奏の編成のために書かれたオリジナル曲。1,2位とも、編曲されたものなのでオリジナル曲がランクインしたのはとてもよかったなと思っています。
一般の方にとっては聴きなじみのある曲でもないので、この曲がランクインしたということはクラリネット5重奏ならではの魅力が伝わったんじゃないかなと思います。
演奏会への感想、コメント
たくさんの感想をいただきました!ありがとうございます✨
一部を抜粋で紹介します。まずは演奏会全体についての感想から。
- クラリネットだけでこんな音が出せるんだと終始びっくりしながら聴いていました。とっても良かったです!
- 聴いていて非常に心地よかったです。改めてクラリネットが好きになりました。
- すごく迫力のある演奏でした!今後クラリネットを練習するときに活かせたらいいなと思いました。
- 全員の笑顔が素敵でした。
クラリネットいいなって少しでも感じてもらえて、とってもうれしいです 🙂
それと、わたしはいつも笑顔で楽しく演奏することをモットーにしているので、笑顔をほめられるのもうれしい!
続いて曲について。
- アディオス・ノニーノが迫力がすごくあってよかった!!
- アディオス・ノニーノが聴いたことなかったけど印象的でした。
- ラプソディー・イン・ブルーの石田さんのヴィブラートも、クラリネットでこんなにきれいにかかるのかとびっくりしました。
- カルメン・ストリップがとても面白かったです!ルパンはかっこよくて鳥肌が立ちました!上海Squareが好きでした!
- ウェントスの三浦さんの表現力に鳥肌が立ちました。本当にすごかったです。
はじめて聴いた曲が印象に残ったということは、わたしたちの演奏がその曲の良さを引き出して演奏できたということ。これは自信につながります。うれしい。
アディオス・ノニーノの演奏はこちら☟
曲に関しての感想もとてもうれしかったのですが、なによりもアンケートにわたしの名前が…
なんということでしょう。‟三浦さんの表現力に鳥肌が立ちました。”これ以上にないほめ言葉。
実はご指名のアンケートはもう一つあって、それには‟三浦さん素敵でした。”と書いてありました。
どちらもアンケートのお名前の欄に記入がなかったので、どんな方がこんなにうれしい言葉をわたしに送ってくれたかはわかりません。が、
あなたが送ってくれた言葉が本当に本当にとってもうれしいです。演奏者として、これほどうれしいことはありません。モチベーションめっちゃあがります。
今後の課題
アンケートのいいところは今後の課題も見えてくるところです。お客さまがどんな演奏会を求めているのかがわかります。
今回のアンケートでいただいたご意見がこちら。
- 2,3重奏の曲ももっと聴きたいです!
- もっと大きなホールの方がいいと思いました。人数が多くくるので。
2,3重奏に関しては確かに1曲ずつしかやっていなかったので、需要があるならば増やしていきたいなと思いました。
楽譜はやっぱり4重奏のものが圧倒的に多いので、少人数に的をしぼってプログラムを組む演奏会もかくれた名曲を知るきっかけになるかもしれません。
もっと大きなホールで~、こんな風にいってもらえるのもありがたいことですね。今回はホールをとるために動き出すのが遅くて小さいホールしかとれなかったので、反省。
次回はもう少しキャパシティーがあるホールをとれるように早め早めに行動していかなければと思いました。
アンケート以外にも直接もっとこうした方がいいと思う、こんな曲が聴きたいと意見をいってくれる方もいました。そういう客観的な意見って本当に大事で、自分たちでは気づけなかったことを教えてくれます。
そんな声をひとつひとつ大事にして今よりもっといい演奏会を企画していけるようになりたい。
さいごに
おかげさまで無事に熊本と東京での本番を終えられました。
演奏会に足を運んでくださったみなさま、わたしたちの演奏会のためにわざわざ長野からきてくれてスタッフを快く引き受けてくれた同級生、関係者のみなさま、そしてThe Clarinet Quintetのメンバーに心から感謝します。
こんなにも充実した演奏会ができてしあわせです。
聴衆も演奏者も楽しめる演奏をして、最高の空間をつくっていく。
この気持ちを胸に、今後も音楽とつきあっていきたいです。
これからも応援よろしくお願いします 🙂
さいごに東京代々木公演のダイジェスト動画をどうぞ!
それでは 🙂
コメントを残す