こんにちは!クラリネット奏者の三浦こと美です。
あなたは誰かとアンサンブルをしていて行き詰まることや、演奏がバラバラだと感じることはありませんか?
今日はアンサンブルをより良く、楽しくするための簡単でとっても大切な方法をご紹介します。
この記事を読んで次回からの練習に生かしてみてください!
アンサンブルって?
そもそも、アンサンブルってなんでしょう?
アンサンブル(仏: ensemble)は、音楽用語で2人以上が同時に演奏すること。
合奏、重奏、合唱、重唱の意味、あるいはそれらの団体の意味にも用いられる。一般的に、オーケストラ(管弦楽団)は規定の楽器編成を満たした大人数の演奏団体(50人から100人前後)を意味するため、これに含まれない室内楽の演奏団体をアンサンブルと呼ぶことが多い。
(Wikipediaより引用)
アンサンブルとはもともとフランス語で≪一緒に≫や≪共に≫、あるいは≪統一≫や≪調和≫という意味をもっています。
音楽の世界では二人以上の少人数の合唱、合奏のことを意味しますが、ただ演奏を合わせるだけではアンサンブルとは言い切れないでしょう。
アンサンブルをする人たちの間に調和のとれた音楽が存在してはじめて、アンサンブルとしての良さ、面白さがでてくるのです。
では、調和のとれた音楽をつくっていくにはどうすればいいの…?
お互いの意見を出し合う
はい、これです!
アンサンブルをするにあたって、とっても大切なのに忘れられがちなこと。
意見はちゃんと出してるよ!というそこのあなた。
自分だけでなく、相手の意見をちゃんと聞いていますか?
アンサンブルをするには仲間同士が意見を出し合える関係にあることが本当に大切なのです。

よく自分はうまく演奏できないから意見を言う資格がないと思っている人がいるけれど、演奏に関して意見を言うことと、うまく演奏できないことは全く関係ありません!
うまく演奏できなかったとしてもここはこんな風に演奏したい、こうしたらもっと良くなると思う、という意見はどんどん言うべきです。
もしなにか変だけどどうしたら良いかわからない時は、素直に感じたことを言いましょう。
うまく言葉にできなくても感じたことを共有して、演奏しているメンバーとなにか変だよね、じゃあ何が原因でどうしたら良いんだろうと一緒に考えていけばいいのです。
ぜひ部活でアンサンブルをやっている人は先輩後輩関係なく、意見を出し合える環境をつくりましょう。
先輩は後輩からの意見を引き出すようにして、後輩である人は自信を持って自分の意見を言うようにしましょう。
意見を言ったからって生意気だなんて思いません。むしろ積極的ですばらしい!!
後輩の意見を聞いて、のびたのくせに生意気だ!なんていうジャイアンやスネ夫みたいな人はアンサンブルに向いていません。
良いアンサンブルをするには一人一人の意見を尊重することが大切なのです。
みんなで曲をつくりあげていく
アンサンブルをやるときは指揮者がいないので、曲の方向性をみんなで揃えないとバラバラな演奏になってしまいます。
お互いの意見を出していくことで曲に対する考えやイメージを共有することができます。それらを共有することで曲の方向性が定まり、一つの音楽として演奏にもまとまりがでてきます。
特に、このフレーズはこんなイメージだからこんな風に演奏したい!という意見はどんどん言っていきましょう。
同じイメージがあることで合わせやすくなり、統一感がでて練習もはかどりますよ♪
最後に
アンサンブルを練習していくうえで最も大切な意見を出し合うということ。
簡単なようですがこれがなかなかできない人が多いのです。日本人あるあるなのか、どうしても遠慮をしてしまう人が多いです。
みんなで一つの音楽をつくりたいと思うのなら、思っていることはどんどん言ってみましょう。
たくさん意見を出し合うことで、そのメンバーにしかできない音楽がつくられていきます。
アンサンブルを楽しむための第一歩として、まずはこんな演奏がしたいんだ!ということをお互いに言うことからはじめてみてくださいね。
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