こんにちは!クラリネット奏者の三浦こと美です 🙂
クラリネットを吹いていて10年以上経つわたしが、ウルトラスーパーケアレスミスをしてしまいました。
それがこちら。

スワブが抜けない!!!
はぁーーーもう何度みても悲しくなる…
このスワブ詰まりトラブル、学生の頃にもやったことがあってこれで2回目。
もう二度とやらないぞと思っていたのにやってしまいました。アホです。
今度こそ、もうやらない!という思いを込めてこんな風になってしまった時の対策と予防法を記事にします。
わたしを反面教師にしてください!!! 😥
目次
どうしてスワブがクラリネットに詰まるのか?
これはクラリネットの構造とスワブを通すときのスワブの状態が関係しています。
クラリネットはレジスターキーの先のトーンホール(穴が開いてるところ)が内部にまでつながっています。クラリネットの上管を覗いてみると突起物が管体にあるのが見えるはず。
そこにスワブが引っかかるんですね。
さらにスワブがくしゃくしゃのまま通すと引っかかる確率が格段にあがります。
クラリネットにスワブが詰まったときの一番の対処法
この記事を読んでくれている人は今まさにクラリネットにスワブが詰まっちゃった!どうしよう😭!って人だと思います。

こんな感じだよね、わかる、痛いほどわかる。
そんなあなたへ。一番の対処法はすぐに楽器屋さんに持っていくことです。
えーーーそんなわかりきったことなのー?
もっと有益なこと教えてくれるかと思ったー。
と、そう思いますでしょ?
でも自分の楽器を大切にするなら楽器屋さんに持っていって見てもらうのが一番なんですよ。
分かっているけど、どうしても自分でなんとかしたい
楽器屋さんに持って行くのが一番。それは重々承知のうえで対処法が知りたいんだ、今、切実に。
この気持ちもめっちゃ分かります。
わたしも楽器屋さんに持ちこむのが一番と言っておきながら、前回は自分でなんとかしました。
そのときはえんぴつやお箸などの細い棒でぐいぐいと押してみて、管体の中でギュッとなってしまったスワブをほぐすようにしてました。(※少し押す程度。力任せに押しこむと悪化するよ!)
スワブのはしっこについてる重りのついてない紐が出ているなら反対側から少しひっぱってみたり…そうするとあるとき抜ける。という具合になんとかしてました。
今回もお箸でいじってみたけど完全にお手上げ。
あとは手芸用のかぎ針で抜いたり、釣り糸でひっかけて抜くなんていうのもネットで見かけたけど、家にそんな便利アイテムはなく…
やっぱり素人は楽器屋さんにお願いするのが一番だなとあきらめました😢
クラリネットにスワブが詰まったときに絶対やってはいけないこと
ある程度クラリネットのことを知っている人ならやらないと思うことも、クラリネットをはじめたばかりの人は焦ってやってしまうんです。
たとえば
- 無理やり力づくで抜こうとする
- 管体に水を入れる、水に浸ける
- オイルを入れてしまう
これらは絶対に、絶対に!やっちゃだめです。
なにも知らずにこういうことをやるともっと悪化して、それこそクラリネットが使い物にならなくなります。
特に力づくで抜こうとすると引っかかってる管体の突起物が曲がってしまうこともあるそうです。
そうなったらもーーーっと修理が大変になるので、おとなしく楽器屋さんにお願いしましょ。
プロの手にかかればあっという間に抜いてくれます。その方が安心安全です。
クラリネットに詰まったスワブを楽器屋さんで抜いてもらった。気になるお値段は?
わたしのクラリネットはもう自分でどうすることもできなかったので、楽器屋さんに持ち込みました。
いつもお世話になっている錦糸町のザ・クラリネットショップは残念ながら定休日でした。ここなら安心してお任せできるんだけど、今回はスワブを抜いてもらうだけなので別の楽器屋さんへ。
関連記事→クラリネットの修理・楽器調整ならここ!東京・錦糸町にあるザ・クラリネット・ショップにお任せ!
その日は吉祥寺で練習があったので吉祥寺パルコにある島村楽器へ行きました。当日、突然の持ちこみにも関わらず、すぐに対応してくれて、ものの10秒ほどで抜いてくれました!さすがプロ✨前日の1時間以上におよぶわたしの努力は一体なんだったんだろう…笑

もう見てこのくしゃくしゃのスワブ…こりゃとれないわ。
お店の人によると、もっとひどい場合は火を使ったりしないと取れないこともあるそう。
わたしのはまだ軽症だったけど、自分でとろうと無理やり押し込みすぎたりするとくっちゃくちゃになって本当にとれなくなるから要注意!
さて、気になるお値段はこちら…

正直に言います。
お高い!!!
いや、クラリネットにスワブ詰まらせたわたしが悪いのはわかってる。わかってるけど、10秒くらいでとってくれたからもっと良心的な値段だったりするかなって…これが技術料ってやつか…!いやもうきれいにとってくれたかありがたいんだけど…ゴニョゴニョ…
もちろんスワブをとってくれる前に「こちらのお値段かかりますがよろしいですか?」と確認してくれました!
心の中で『こ、これは痛い出費だ、、なんならもう一つスワブ買えるじゃん、、、』って思ったけど、『背に腹は代えられない。このあと大事な練習が待っているんだ!!!』
ということですぐに抜いてもらった次第です。
どっちも無傷で帰ってきたから本当に感謝しています。
この修理代金は各楽器屋さんによって全然違うと思うので、スワブ抜きたいけど緊急じゃないし出費はできる限りおさえたい人はまず電話でお問合せするのが一番です💡
クラリネットにスワブを詰まらせないための予防法
ここからはクラリネットにスワブを詰まらせないための予防法です。
予防法といってもとっても簡単。次の2つのことさえ気を付けていれば大丈夫。
- スワブは必ず広げた状態にしてから通す
- スワブは上管から通す
これだけ。たったこれだけです!!どうしてこれが守れなかったんだわたし…!
最初の方にも書いたけど、クラリネットは上管内部に突起物があります。
そこにスワブを引っかけないように通すことがなによりも大切!
スワブを普段しまうときに折りたたんだり、くるくる丸めてしまうと思いますが、使うときには必ず広げる!これ鉄則!

そして上管から通すことで引っかかりそうになってもすぐ抜けます。ベルから通すと引っかかるころには手が届かないところまでいってしまうので要注意。
クラリネットに詰まらないと噂のスワブ
クラリネットのスワブはたくさんいろんな種類があります。
そんな数多くのスワブの中で、クラリネットに詰まらないと噂のスワブがあります。
それがこちら👇
アトリエ・トマアズのクリーニングスワブです。
スワブの生地がマイクロファイバーでできているので吸水性が高く、生地の中にはぐにゃぐにゃとした衣装用のボーンが入っています。
わたしも以前使っていて、吸水性もあるしスワブ自体が細長いので詰まることはなかったです💡
いいとこづくしのスワブだったんだけど、使ってみてわかった弱点…
案外もろい。
これはわたしの使用頻度とか使い方にもよるのかもしれないけど、わりと数ヶ月で破れてしまいました。

スワブの先の方が破れてここからぐにゃぐにゃのボーンがでて抜けちゃいました。

2つついているおもりの部分も境目のところが破れてしまいました。
わたしはスワブをばんばん通す人なのでやっぱりそういう頻度にもよるのかな…
案外すぐに破れてしまったのでリピートはしなかったけど、もっと大切に扱えば長持ちしたかもしれません。一体どんな使い方をしたんだと思われそうだけど…ふつうだよ!頻度は多いけどふつうに通してただけ!笑
【追記 2018.6.26】なんと、この記事を読んだアトリエトマアズさんがクラリネットスワブの改良版を作ってくださいました!!!
こういうの企業努力って言うんだよね、、素晴らしすぎて感動しました…!
さいごに
長年クラリネットを吹いているにもかかわらずやってしまったスワブ詰まりトラブル。
詰まっちゃったら無理せず楽器屋さんにお願いする!
お金はかかるけどこれが一番早くて安心。もう修理代金は勉強代です。
ああ、でも原因も予防法も知っているのにやっちゃたのがとっても恥ずかしいよね!ははは!
でも今回の経験でまた初心に戻れたような気がします。
一度でもクラリネットにスワブを詰まらせたことがある人はもう二度とやらないように一緒に気をつけましょうね 😥
それでは 🙂
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