こんにちは!クラリネット奏者の三浦こと美です 🙂
先日11/3、『紆余曲折の行方世界クラリネットアンサンブルコンクール第1次予選百人町大会』が無事に終演しました!

この演奏会は「審査員はあなた!紆余曲折の行方世界クラリネットアンサンブルコンクール」でも紹介していますが、今回はより具体的にどんな様子だったかを終演レポートとしてお伝えします。
目次
今回の紆余曲折の行方ではお客さまが審査員となる
今回の演奏会のテーマであり要の部分。聴きにきてくれたお客さまにわたしたちの演奏の審査をしていただきました!
審査に使ったのがこちらのシート

これは実際に吹奏楽コンクールやアンサンブルコンクールで使われているような形式です。
技術点と表現点をそれぞれ10点満点で採点。講評はその演奏に対するコメントをしていきます。
なんでお客さまが審査員なの?
なぜ演奏会なのにお客さまに審査をしてもらうの?という疑問がわく人もいると思います。
これにはわたしたちなりの意図があって、お客さまに審査員という立場を経験してもらうことで審査の大変さ、限られた時間で審査をするときにどんな演奏、曲が評価したくなるのか考えるきっかけになるかなと思ったのです。
なので、できればこれからアンサンブルコンクールにでる中高生や一般バンドで楽器を吹いている方にたくさんきてほしかったんだけど、実は狙っていた層の集客がイマイチだった… 😥
実際に回収した審査シートを見ると、講評の記入なしのものや最初だけ講評があるものがありました。
やっぱり短い時間で点数つけてコメントまで書くって大変なんですよね。
それでもすべてのお客さまが技術点、表現点の点数をつけてくれました!ご協力ありがとうございます!
紆余曲折の行方世界クラリネットアンサンブルコンクール演奏スタート!
まずはじめに審査について十亀先生から簡単に説明があり、そのあと8組の演奏が休憩なしにはじまります!
こんな感じでアナウンスも入ります。演奏する側からするとこれがまた緊張感を生むんですよね。笑
演奏が終わったら、またすぐに次の演奏がはじまります。コンクールという設定なので出入りはすばやく、準備ができたらすぐに演奏します。
今回は演奏者が入れかわり立ちかわりで演奏して、B♭クラリネットからバスクラリネットへ持ちかえの人もいたので舞台袖はとってもバタバタしてました。笑
おそらく審査員のみなさんも
という方もいたかもしれません。
それでもほとんどの方がそれぞれの演奏に講評を書いてくれたのでみなさん審査員のセンスがあると思います。笑
審査終了後のゲスト演奏は篠塚友里恵さん
すべての組の演奏が終わったら休憩をはさんで審査シートを回収し、集計に入りました。
その間、ゲスト演奏としてヴィドール作曲、序奏とロンドを演奏してくれたのは篠塚友里恵さん。伴奏は小澤佳永さん。
残念ながら写真も動画も残せなかったのでYouTubeからヴィドールの序奏とロンドをどうぞ☟
篠塚さんのすばらしい演奏の裏では回収した審査シートの集計がバタバタと行われていました。
ヴィドールは7,8分ほどしかない曲なので、その間に集計、そして表彰状の記入はなかなか大変でした。
実際のコンクールでは審査を待つ時間がいやで
って思うことがほとんどだけど、今回やってみて集計もかなり大変なんだなぁと思いました。間違えちゃいけないしね。
ゲスト演奏、集計後は表彰式
演奏会のさいごに、表彰式を行いました🏆


集計をしてみるとほぼ僅差だったので、賞は金~銅賞まで。各団体の結果です☟
グループA 石毛里佳:ウェントス 銅賞
グループB ベネット:クラリネットラプソディ 銅賞
グループC ヒケティック:スリーラテンダンス 銅賞
グループD ピアソラ:アディオスノニーノ 銀賞
グループE シュトラウス二世:「こうもり」セレクション 銀賞
グループF ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー 銀賞
グループG 新井千悦子:上海スクエア 金賞
グループH デュファイ:オーディションのための6つの小品 金賞・代表
お気づきの方もいると思いますが、なんと演奏した逆の順番で賞が決まっています…!
集計の得点も3位4位だけ逆でしたが、演奏順が遅ければ遅いほど高得点という結果に。
これは巷でうわさの“コンクールでは演奏順が早いと不利”というジンクスが証明されたのでは…?と勝手に思っています。
もちろんどの演奏も良かったけど、こんなにもきれいに演奏順の逆並びで賞が決まると思っていなかったので驚きでした 😯
表彰式後は百人町大会代表となったグループH(石田勝、島谷万寿美、十亀正司、安藤友香理)の演奏でデュファイ作曲『オーディションのための6つの小品』をもう一度演奏しました。

※これはリハーサルの様子
さいごに
今回、お客さまが審査員という斬新なテーマで演奏会を行いました。
聴きにきてくれたお客さまは普段と違う演奏会で、審査という慣れないことをやってみてどのように感じられましたか?
わたしはお客さまなしには演奏会が成り立たないことを実感したし、いつもの演奏会のアンケートとはまた違った演奏に対するお客さまの声が聞けてよかったなと思っています。
思ったより点数がもらえなかったり、逆に意外と点数がよかったり、本当のコンクールのような悔しさも感じました。
聴きにきてくれた方も審査をしてみてなにか気づいたこと、今後コンクールを受けるときに参考にできそうなことが少しでも感じられていたらいいなぁと思います。
今回は百人町大会だったので次は新宿大会へ向けて精進します!
また開催することになったらブログ、SNSなどでお知らせするのでお楽しみに!
それでは 🙂